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 Last update: 2003.06.24 レビュー掲載開始
REASON SUPPLEMENT: Reasonにつける薬
サンプリングCDレビュー vol.1

2rAw NEW WORLD ORDER 1



:::: 製品情報 ::::

・ タイトル: 2rAw NEW WORLD ORDER 1
・ 販売元: メディア・ファージ(クリプトン・フューチャー・メディア)
・ 作製元: PowerFX Systems
・ 収録形式: CD-ROM 1枚; acidized wav(589), rex2(282), ReFill(1)


:::: 製品紹介 ::::

 民族楽器、特にエスニックパーカッションによるリズムループをアシッダイズ済(acidized) wav形式で589ファイル収録。このうちの282ファイルはrex2形式でも収録され、さらに全rex2ファイルを一つにまとめたReFillも添付されています。


:::: ファーストインプレッション ::::

 まずサイトやパッケージに書かれている収録ファイルに関する解説がちょっと不親切。acidized wavとrex2がそれぞれ589ファイル収録され、そのうち282ファイルがReFill化されているようにも読めますが、実際は前述の通りrex2は282ファイルのみ。しかもrex化の有無がジャンルごとなので欲しかったジャンルがwavのみ収録ということもありえます。Recycleを持っていないREASONerにはつらいところ。是非全ファイルrex化して欲しかったです。と言う訳で、今回のインプレッションはrex2形式で収録されているジャンルを中心に書いています。予めご了承下さい。
 肝心の音ネタの方は、打楽器を中心に収録されています。金物パーカッションを期待していると少しガッカリするかも(webで試聴したはずなんだけどなぁ)。音質はいいと思います。余分なアンビエントも含まれていませんし、概ねクリアな音だと思います。あと狭義の「エスニック調」とは異なるループ(New Orleans, Texas etc...)も収録されているので先入観を持ってネタ探ししているとアレ?って思ってしまいます。しかしグルーヴテンプレートとしてもかなり活用出来そうなので心配は不要。ちなみにワンショットモノは収録されておらず全てリズムループです。


:::: 収録ファイル明細と脊髄反射レビュー ::::

◇ パッと聞いたときに脊髄反射的に出てきた感想。第一印象よりもネイティブな感想なので内容は保証出来ません。
◎ ↑だけじゃ申し訳ないので、試聴後に調べた情報を記載しています。でも専門家じゃないのでかなり適当。

NEW WORLD ORDER 1
Rex2 Files (282)
Daf (25)
◇ Timpaniを手で叩いたような音。かなりノリノリ。
◎ Daf → アラビア(イラク)の枠太鼓。
Dumbek (34)
◇ 張りの強いコンガような音。激しく叩いてます。
◎ Dumbek → 西アジア(アラブ)〜北アフリカに分布するゴブレット型(ワイングラス型)太鼓。
FX Loops (4)
◇ 打楽器ループをReverse ReverbやShort Delayに通した感じ。
Hi Life (12)
◇ DryなKick+Snare+Hat+Conga。
India (15)
◇ 基本的にタブラのループ。金物パーカッションやシタールがアンビエントとして聴こえるのもあります。
◎ タブラ → インドの太鼓。小さい方(高音)をタブラ、大きい方(低音)をバヤと呼ぶが、二つ一組でタブラと呼称する。
Jamaica (8)
◇ いわゆるJamaicaビート。レゲエや密度の濃くないjungleっぽいリズム。
◎ Jamaica → 人口260万人、カリブ海諸島の中で三番目に大きな島(広さは秋田県程度)。公用語は英語。
Japan (10)
※ Why?のBBSに投稿した文を元に書いてます。
【祭囃子(まつりばやし)っぽいループ(3)】 小太鼓+フィンガーシンバルっぽい音のループ。鼓+太鼓+金物のループ。
【ループっぽくないループ(4)】 素人には勝って気ままに叩いてるように聞こえますが、一応セッションしてるのかな。太鼓+鈴+ピッチの高い銅鑼(中国雑技団が登場しそうな感じの音)とか。能楽のバックの演奏みたいな感じ。
【鼓+大太鼓のループ(3)】 メディア・ファージのサイトにあるサンプル(WMA)の0:24〜0:33で聴けます。
Jaws Harp (16)
◇ ビョ〜ンビョ〜ン。
◎ Jaws Harp → 口琴。Jawとは英語で顎のこと。ここのサイトが素晴らしく詳しいです。
Latin Funk (25)
◇ ラテンのノリで、Kick+Snare+Hat+Conga。ラテン、ファンクでもはや説明するまでもない。
New Orleans (6)
◇ ワイルドホーセス!(Session #19)。頭拍にSnare。
◎ New Orleansと言えばアメリカの地名ですが、New Orleans系音楽(特にJazz)というジャンルがあるそうです。
North Africa (16)
◇ 金物パーカッションとコンガっぽい音。
Persian (3)
◇ ドゥーンと胴鳴+金物パーカッション。
Tabla (24)
◇ 乾いた綺麗なタブラの音です。
◎ Indiaの項参照。タブラは元々一つの両面太鼓だったそうです。
Talking Drum (13)
◇ 金胴太鼓っぽい音。
◎ 脇に挟んで紐を締め付けて張りを調節し、様々な音程が出せるアフリカ太鼓。その名の通り遠隔会話に用いられた。
Texas (11)
◇ 前ノリ、Kick+Snare+Hat+Conga。
◎ New Orleans同様に地方名にしてジャンル名。渋谷系のようなもの?こちらはブルースとかカントリー寄りっぽい。
Top Loops (12)
◇ 金物パーカッション、ギロ、Cowbell...
Tribal Loops (25)
◇ コンガっぽい音に金物。グルーヴ感強し。
◎ Tribal → 部族の、種族の。
Voodoo (5)
◇ ドンドコ。
◎ Voodoo → 西アフリカを起源とする呪術的な宗教。
World Beat (18)
◇ その他という感じかな。
Acid Files (589)
※ rex2で収録されているジャンル以外に次のようなジャンルが収録されています。
Afro Cuban (8)
◇ 乾いた感じのパーカッション。チャカチャカしてます。
◎ Afro → アフリカの、Cuban → キューバ音楽ということでしょうか。
Bodhran (69)
◇ 硬質コンガの音。かなり激しく叩いてます。
◎ Bodhran → ボラン、バウロン。左手で皮の裏から張りを調節し、右手のバチで叩く片面太鼓。トラッド系。
Bones (19)
◇ カスタネットのような乾いた音。かなり音のヌケがいい。
◎ Bones → ウォルナット(クルミの木)などを骨の形に切り出した、日本でいう拍子木のようなもの。
Brazil (36)
◇ ブラジルって感じ。
Calypso (8)
◇ DryなKick+Snare。やや南国ノリ。
◎ Calypso → トリニダードトバゴ発祥のカーニバル音楽。
Djembe (23)
◇ 金胴コンガのような音。
◎ Djembe → ジンベ、ジャンベ。西アフリカのゴブレット型片面太鼓。
Reggae Fills (24)
◇ フィルだし、そのまま聞いてもよくわかりません。
◎ レゲエのフィル集です。
Ritual (22)
◇ 人の声や激しいパーカッションリズム。これrex化して欲しかった。
◎ Ritual → 儀式、礼拝。


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